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奥州アテルイ対紫波オックス観戦記

画像第4回イーハトーブリーグ第2節 奥州アテルイ対紫波オックス観戦記
平成22年5月23日 於:北上総合運動公園

やや曇りで気温21℃、天然芝のコンディションも良く絶好のラグビー日和の中、関東協会公認の松井レフリーを迎えてイーハトーブリーグ第2節の奥州アテルイ対紫波オックスの試合はアテルイのキックオフで始まった。
東日本トップクラブ入りを目指すも昨年の県民対ではアテルイに負けを喫しリベンジしたいオックスに対し、前年東北チャンピオンのアテルイがオックスの出鼻をくじく格好でゲームは動いた。
1分、ペナルティーからFL及川が素早い反応を見せゲイン、ゴール前のラックサイドをSH太田が飛び込みトライ。ゴールを失敗するも、あっさり得点する。(5−0)

いきなり先制トライをされたオックスだったが、FWの地力の違いを見せ付ける。相手ボールスクラムを押し込みターンオーバー、FW・BK一体となった攻撃を仕掛け、最後はCTB佐藤がインゴールに飛び込みトライ。ゴール失敗。(5−5)

その後もスクラムでプレッシャーをかけ続けるオックスだったが、攻め込んでのミスを連発、一方のアテルイはプレッシャーを受けながらもエリアコントロールし、また安定したキック処理や相手のミスを見逃さず、隙を見つけては仕掛ける展開が続く。
均衡が破れたのは19分。オックスが相手ボールスクラムをターンオーバーし、グランドを広く使って攻撃、最後はNo8阿部がインゴールに飛び込みトライ。ゴール失敗。(5−10)

その後もオックスはFWを中心に攻撃を仕掛ける。24分、オックスは敵陣ゴール前でスクラムを押し込んでサイドアタックを仕掛ける。最後はLO三浦が飛び込んでトライ。ゴール成功。(5−17)

キックオフではアテルイに分があり再三プレッシャーをかけ続け、オックスも堅いディフェンスを見せる。ブレイクダウンでは両チーム引けをとらない激しいプレーが続いたが、双方共に攻めてからのミスが目立ち始め、両チーム共、波に乗り切れないままハーフタイムを迎えた。
前半だけで3人も負傷者を出しリズムが狂い始めたオックスに対し、スクラムでプレッシャーを受けながらも何とか耐えたアテルイにとっては、決して追いつけないビハインドではなかった。アテルイは後半のファーストスコアを狙っていた。

オックスボールで始まった後半、アテルイはキックオフをキャッチするとオープンに展開、前半存在感たっぷりだったFL及川にボールが渡ると左右にステップを踏みながら50m走り切りノーホイッスルトライ。ゴール成功。(12−17)

理想的な立ち上がりを見せたアテルイは一気に流れに乗る。5分、相手のミスからラックを形成しブラインドサイドアタックを仕掛けたアテルイは、WTB亀甲が抜け出し、オフロードパスを受けたFLダニエルが独走しトライ。ゴールこそ失敗するもあっさり同点に追いつく。(17−17)

完全に勢いに乗ったアテルイは、受けに回りだしたオックスに対し、攻撃の手を緩めなかった。9分、アテルイはカウンターからハイパント攻撃を仕掛けラッシュ、CTB尾形がミスマッチを見逃さず中央にトライ。ゴールも成功し早い時間での逆転に成功する。(24−17)

あっさり逆転を許してしまったオックスであったが、その後もスクラムでプレッシャーを与え続けた。12分、またしても相手ボールスクラムをターンオーバーしたオックスは、No8阿部が30mを走りきりトライ。ゴール失敗。(24−22)

時折すばらしいディフェンスを見せリードを保とうとしたアテルイであったが、オックスにマイボールスクラムをターンオーバーされるシーンが目立ち、FWで持ち込むオックスに対しアテルイは自陣でペナルティーを繰り返してしまう。後半19分、ペナルティーでスクラムを選択したオックスはNo8阿部がスクラムサイドを突きトライ。ゴール失敗するも再逆転に成功。(24−27)

その後のアテルイは必死の形相で何度も敵陣に攻め込む。自陣のラインアウトで反則を犯したオックスに対し、速攻で展開してくるアテルイ。一気にゴール前まで攻め込んできたアテルイに対し、30分、オックスはたまらずペナルティーを犯してしまう。アテルイは冷静にペナルティーゴールを狙い、成功。再び同点に並び勝利への執念を見せる。(27−27)

その後のアテルイは戦術的交代が的を得て、まるで別人のようなスクラムで逆にオックスにプレッシャーを掛けはじめ、またブレイクダウンでも相手と決して引けをとらないプレーを見せた。BKの展開力が武器のアテルイはキックとランを多用してじわじわと敵陣に攻め込むが決定力に欠き、オックスのBKラインを割れないまま時間が過ぎていった。
 焦りの色が見え始めたアテルイはクイックスローを仕掛けるがプレッシャーをかけられノックオン、そのスクラムからサイド攻撃を仕掛けたオックスは、39分、FWの縦攻撃からラックを連取、最後はLO三浦がインゴールに飛び込みトライ。ゴール失敗。(27−32)

1トライ1ゴールで逆転可能なアテルイは、FL及川を中心に敵陣深くまで攻め込み勝利への執念を見せた。敵陣で釘付けにしていたアテルイであったが、最後の最後で有効な攻撃ができないままノーサイドの笛が鳴った。アテルイの勝利への執念とオックスの準備不足が露呈されたゲームであった。

ノーサイド直後に開催されたアフターマッチファンクションでは各チームからMVPの発表があり、アテルイからは強烈なノーホイッスルトライをし、プレーで終始目立っていたFL及川 伊が、オックスからはビックゲインから3トライしたNo8阿部 智人がそれぞれ選出され、記念品と拍手が贈られた。両チームの選手共それぞれのステージでの頂点を目指すことを誓い、健闘を称えあった。
また、この日グランドで宮崎県での口蹄疫に対する政府への早急な対応依頼の署名活動が行われ、50名の署名が集まった。即日、メンバーが宮崎県で獣医として戦っているという北海道バーバリアンズに署名が郵送された。
(画像はMVPに選出された奥州アテルイの及川伊選手)


投稿者 紫波オックスRFC広報担当

掲載日:2010/05/26

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