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紫波オックス対北上矢巾ブレイズラガー観戦記

画像第4回イーハトーブリーグ第4節 紫波オックス対北上矢巾ブレイズラガー観戦記
平成22年6月20日 於:八幡平市上寄木グランド

イーハトーブリーグ第4節の紫波オックス対北上矢巾ブレイズラガーの対戦は、東日本クラブトーナメント大会の県代表順位決定戦も兼ねており、昨今、両チーム共、同大会において準優勝している実力者同士のゲームは、タイトで激しいゲームになると予想された。
しかしながら、キックオフの1時間前には雷雨というコンディション。天候が回復しなければ延期も考えられる状況であったが、予定時刻には雷が鳴り止み、日本協会公認のトップレフリー岸川剛之氏のホイッスルと共に、紫波オックスのキックオフで始まった。
昨年は東日本大会の出場枠を競い、タイトなゲームを制したオックスが同大会に出場、一方のブレイズは出場権を得られなかった為、早いシーズンオフを余儀なくされ、リベンジに燃えていた。
今年は、岩手県に出場枠が2つ用意された為、勝敗の関係無しに両チーム同大会に出場できるのだが、選手達はお互い相手チームの事を強く意識していた。

開始2分、いきなりゲームは動く。ブレイズが敵陣深く蹴り込んだボールはインゴールを転々とした。オックスがグランディングするかと思った瞬間、ボールを追いかけてきたブレイズCTB相内が飛び込み先制トライ。ゴール失敗するもコンディションの悪い中、ブレイズが幸先の良い立ち上がりを見せた(0−5)。

リスタート後、オックスは食い下がろうと必死にプレシャーを与え続ける。ゲームは雨のせいもありお互いにミスを連発。両チームともキック主体の組み立てとなった。
8分、自陣に攻め込まれたオックスはスピードあるブレイズのBKにハイタックルをしてしまう。冷静にペナルティーゴールを狙ったブレイズであったが、ボールは僅かにゴールポストを外し、失敗。

リードしているブレイズもペナルティーが目立ち始めピンチを招く。13分、オックスはペナルティーから前進した5mラインアウトで、FL高橋が飛び出しそのままインゴールに飛び込んでトライ。ゴール失敗(5−5)。

その後、一進一退の攻防が続くが、雨のせいかブレイクダウンでの反則が目立つようになってきた。21分、敵陣中央付近でペナルティーを得たブレイズは、FB高橋がペナルティーゴールを成功させ再びリードする(5−8)。

リードしたブレイズだったが、同じようなペナルティーを自陣で犯してしまう。34分、オックスがペナルティーゴールを決め、再び同点に並んだ(8−8)。
FWで優位に立ちたいオックスとスピードあるBKを活かしたいブレイズはお互いのカラーを出し切れないままハーフタイムを迎えた。

同点のまま前半を終了した両チームだったが、双方決して内容に満足していなかった。前半だけでオックス8、ブレイズ10というペナルティーの多さ。ペナルティーを減らす事と雨への順応がゲームの鍵であった。

ブレイズのキックオフで後半開始した1分後、敵陣でペナルティーを得たブレイズはペナルティーゴールを狙うも失敗。しかしその後も敵陣でゲームを支配し続けていたブレイズにすぐにチャンスが訪れる。7分、HO山下がペナルティーからクイックスタートを仕掛け、一気にゴール前まで攻め込むと、ラックを連取、ディフェンスを巻き込んだところでブラインドに展開、WTB角山が右隅にトライ、難しい角度のコンバージョンをFB高橋が決め、リードする(8−15)。

すぐさま同点に追いつきたいオックスは攻め込んでのペナルティーやターンオーバーしてからのダイレクトキックが目立ち、一方のブレイズもキックを有効に使いインゴールに飛び込むもグランディングできないシーンが何度もあり、両チーム共、波に乗りきれなかった。

均衡が破れたのは後半21分。敵陣でゲームし続けていたブレイズはゴール前でペナルティーを得ると、BKに展開、あっさりとCTB相内が抜け中央にトライ。ゴールも成功し一気に突き放しにかかる(8−22)。

さらなる追加点を重ねたいブレイズは22分にもペナルティーゴールを狙うも外してしまう。しかしその後も敵陣でプレーする時間が長く、時折見せるキックで深くまで攻め込むブレイズに対しオックスはディフェンスするのが精一杯であった。
なんとしても追いつきたいオックスは、意地を見せる。ハーフライン付近ラックから展開し、No8阿部がビックゲイン、一気にゴール前まで進む。32分、ブレイズはたまらずペナルティーを犯してしまい、オックスの猛攻が始まる。ブレイズはゴールライン手前で止めるのがやっとの状態で、最後はペナルティーからクイックスタートを仕掛けたLO三浦が左隅に飛び込みトライ、ゴール失敗(13−22)。

残り時間、ブレイズは敵陣でゲームし、オックスは自陣ゴール前から果敢に攻めるも厚いディフェンスに押し戻され敵陣まで入れない状況が続いた。気がつくと、オックスのスクラムは押されはじめ、ブレイズはBKを中心にボールを動かし続けていた。その後もブレイズは最後まで敵陣でゲームをし続け、ボールがタッチを割ったところでノーサイドの笛が鳴った。


13−22。北上矢巾ブレイズラガーが勝利し、東日本クラブトーナメント大会に岩手県第1代表として出場、紫波オックスは岩手県第2代表と出場することが決定した。

ゲーム終了後すぐに行われたアフターマッチファンクションでは、両チームのキャプテンが挨拶しお互いの健闘を称えあった。また両チームからMVPの発表があり、北上矢巾ブレイズラガーからは、力強い突破と安定したディフェンスで抜群の存在感があったCTB吉田将之選手が、紫波オックスからは何度がビックゲインをみせたNo8阿部智人選手が選出され、それぞれ記念品が贈られた。
MVPを受賞した吉田選手の挨拶にもあった通り、両チーム共ペナルティーが多く、東日本で闘うには大きな課題を残したゲームであった。双方共課題を克服し、東日本クラブトーナメント決勝での再戦を誓い合い、エール交換しファンクションは終了した。

(画像はタイトなゲームを制し勝利を喜ぶ北上矢巾ブレイズラガー)

投稿者 紫波オックスRFC 広報担当

掲載日:2010/06/29

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